札幌ドームに雪搬入

2月 16th, 2007

2002年サッカーワールドカップ会場。日本ハム、コンサドーレのホームスタジアムである札幌ドーム。
室内ドームであるが、サッカーは天然芝を使いサッカーの試合がないときは、芝コートをそのまま外に移動させ日光浴、野球は人工芝を使う会場です。
その札幌ドームに、昨日から雪が運びこまれています。
22日に開幕するノルディックスキー世界選手権札幌大会で、クロスカントリー(距離)競技の会場となるからです。
ドーム内に入れた雪を解けにくくする為、フォークリフトが荷物を積むときに荷置き台として使う、すのこ状のプラスチック製「パレット」を敷き詰め、その上に雪を載せ、ドームのコンクリート製の床からの熱を直接雪に伝わりにくくしています。また溶けた水の排水もしやすいのだそうです。
そのパレット、数は約六千四百枚。だが、断熱材の上に雪を敷き詰めるのに比べ費用は十分の一以下で済み、レンタルなので使い終わったあとも使いまわしができ、環境にもやさしいとの事。
大会期間中の雪の管理は、日中はドーム南側の開口部をあけて冷たい外気を取り込み、室温を外気温近くに保つ。防犯のため開口部を閉める夜間は、換気用の窓を開けて室温の上昇を防ぐと。
観客のために客席部分を15度程度に暖房するが、「暖かい空気は天井の換気口から出ていくので、観客の熱気でコースの雪が解け出すことはないとのこと。
でも・・・外気温がプラスだったら困るよね。
世界初の室内大会。成功してほしいですね。