自殺対策基本法
6月 15th, 2006
国と自治体、事業主、国民に自殺対策の責務を課した「自殺対策基本法」案が15日午後、衆院本会議で可決、成立した。
自殺の防止と自殺者の親族のケアを目的に、年内に施行される。
その内容は
自殺防止の調査研究を推進し、情報の整理、提供を行う
教育、広報活動を通じて、自殺防止への国民の理解を深める
職場や学校、地域で心の健康を守るため、体制を整備する
自殺の恐れがある人に必要な医療が適切に提供されるようにする
自殺する危険性が高い人を早期に発見し、自殺の発生を回避するための体制を作る
自殺未遂者が再び自殺を図ることがないよう支援する
自殺者(未遂も含む)の遺族の心のケアを行う
など。
また、関係行政機関の調整を図るため、内閣府に官房長官をトップにする「自殺総合対策会議」を設置するとか。
なんだか・・・自殺が増えるような社会を作っておいて、今度はその対策、それも対処法。
根本的な対策からはかけ離れているような気がします。
なにをしようとしているのでしょう?