牛乳は善?悪?

5月 9th, 2006

北海道の牛乳が余っている。(道外ではこれほど問題にはなっていないような・・・?)
確かに、長期休み(春、夏、冬)のときは給食での消費がないため過剰生産気味にはなる。
昨年牧草がよく出来て、牛がたくさん乳を出している。でも、これは予想できたこと。
この報道がされてもう2ヶ月近い。
まだスーパーでは無料で配ったりしている。
牛乳で煮込むホタテの貝柱とか、利用食品もいろいろ考え出されたり。
牛乳自体を魅力あるものに変えようと特選素材や製法を売りにしたものや、おいしい低脂肪とか新商品もいくつか出されている。
それでもなぜこんなにあまるんだろう?・・・根本的に消費が低迷しているから。
冷蔵庫にはいつも牛乳がある。なんだか当たり前だと思っていたが、今はそうでもないらしい。
牛乳離れ、子供でさえも、牛乳ではなく清涼飲料水やスポーツドリンクを飲むらしい。
脂肪、カロリーでダイエットの敵?との印象や、ここ数年報道されている「牛乳は毒」という話も影響しているのだろうか?
こう考えると、いろんな風評によって消費は大きく変わるようだ。
確かに、牛乳は万能ではないだろうし、でも、毒とまではいえるか?
完全食品とうたっていることも、害と非難しているものも、なんだか一端を拡大解釈し誇張しているように思う。
牛乳は善か?悪か?
でも、牛乳ほど広く使われている食材が有るだろうか?悪なら、困るよね(笑)
ただ、酪農王国北海道としては、この消費低迷は悪かも・・・