水着戦争?
5月 30th, 2008
今日は、五輪日本代表水着の改良の期限でした。
ミズノ、アシックス、デサントの国内メーカー3社がそれぞれ改良が加えられた水着を日本水泳連盟に提出しました。
今マスコミで話題になっている、ウエットスーツ素材メーカーの山本化学工業の素材をアシックス、デサントは使用したようです。ってことは、ミズノはあくまでも自社製品にこだわったのですね。
たしかに、長い年月の研究の成果を捨てて1月で作り変えるように言われたのですから、プライドもなにもあったものじゃないよね。
山本化学工業は大きなビジネスチャンスを掴んだかもしれません。
しかし、こんなに水着で記録が違うというのはおかしいと思います。
水着によって、本来の体型ではない姿に調整し、抵抗を変え、引っ張りや締め付けの強さで、筋肉の力の方向も左右するでしょうし、人体本来の力ではないところの戦いになってしまうのではないでしょうか?だって、オリンピックなどで戦う(特にファイナルでは)アスリートは0.01秒の戦いです。水着で1秒とかの大差がつくのであれば戦いの争点が人間の能力ではなくなってしまう。
同じ条件で戦ってこそのオリンピックではないだろうか?
でも・・・このスーパー水着を開発したのが日本ではないところで、このままかも?なんてひねた考えが浮かぶ。
もし、この日本の改良で好タイムが出たとしたら、きっと今後、主催側で動き出すのでは?なんてね。
でも、やはり、人間本来の力を可能性での競い合いを観たいと思います。