再び履修不足
11月 8th, 2006
予想通り大きな問題に進み広がっている履修不足問題。
もう何人も犠牲者?ともいえる自殺者が出ている。
入試や推薦、AO受検の配慮や、補修の軽減とかセンター試験の見直しとか事後対策といえる措置が追いかけている。
生徒は悪くない、かわいそうとか、これからの追い込みの時期に補修はかわいそうなどという意見が多いが、その方向だけで考えるのはどうなんだろう?と考えてしまいます。
ちゃんと履修していた子供たちはどうなの?
その時間、その問題になっている学校では受検対策を、受検科目に絞り込んだ授業をしていたはずだ。
そして、更には、今に始まったことではないはず。と、いうことは。
未履修の生徒たちはきっと有名大学に進み、すでに医者、学者、官僚と、社会の重要ポストに進む道を歩んでいるかもしれない。
勿論その人たちはいまさら補修もない。
その人がみんな履修していたら、履修した子供と条件が同じだったら、合格者は違っていたかもしれない。そう考えると、今年だけじゃない昔から不平等があったはず。
そう考えると。補修が義務付けられる今の3年生だけがかわいそうなの?
とにかく、今年だけの問題ではない。根本的な教育のあり方の問題です。
切実感のない人たちの話し合いだけで決めない、ちゃんとした教育を再生してほしいですね。
もうすぐ子供たちが受検世代になる親はやっぱり心配なのです。