佐世保事件から1年

5月 31st, 2005

長崎県佐世保市の小学校で昨年6月に起きた小6少女による同級生殺害事件からもう1年がたつ。
もう1年か!と思うが、関係者、特に家族にとっては長く苦しい1年だっただろう。
被害者の父親である御手洗恭二さんが手記を公表した。
(ご覧になりたい方は、転載は出来ないので、メディアで探して下さい。)
さすがジャーナリストである。
なんであんなに冷静に、多角的に分析出来るのか?とも思ったが、きっと当事者の気持ちを述べられるのは自分しかないと踏み切ったのだろう。
事件の関係者となる人生など普通は考えもしない。
不幸にもその当事者になった時の報道による混乱をあえて訴えたかったのかもしれない。
徹底的な究明や対策は必要だが、関係者が立ち直ろうとする障害になってはいけない。
報道に携わっていく限り、彼の課題になるかもしれない。
一番辛く、課題が多い関係者の人生を背負ってしまったのだろうな。
一番辛い彼がこう発言しているのだ。
学校、教師、教育委員会が、もっと動き、発言し、働きかけなければいけないのではないのだろうか?