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子どもの権利条例
6月 3rd, 2008
札幌市は、今、2期目の弁護士だった市長がなってから、なにかと権利ということがクローズアップされます。
17年から始まった「子どもの権利条例」の制定に向けての案の作成が行われています。
市のページ
このほど、札幌市議会文教委員会による条例案に対する陳情の審査が行われました。
異例の陳情の多さで、反対424件、推進は295件という状況です。
北海道新聞
ただ、私はこのごろ子供の権利だけではなく、教師、行政の権利、立場の確保、地位の安定化のほうが優先されているようにおもえてなりません。
それによってここ数年、公立の学校は大きく格差が開いています。
そして、この子供の権利条例の動きによって、不条理な子供や親の主張が増えているのも確かです。
なんだか、個人情報保護法のように、建前だけが大きくそびえ、実際は?という状況になり、それを逆手にとって主張し、要求し、講義する姿が予想されるのです。
私は、まずは、指導者、保護機関の充実と意識の改革(はっきり言えば底辺の部分をどうにかする)なくしては、逆効果だと思います。
6 Responses to “子どもの権利条例”
子供は人格形成の途中にあります。その為に子供に全ての権利を与えるのはあまり賛成できません。
子供の権利は条件付で与えるべきだと考えています。その分、教師や親が子供を保護する必要があります。子供を虐待するところから、「子供の権利」がクローズアップされたように思います。
結論から言いますと、大人は子供をよく見る必要があると思います。その上で「子供の権利」を考えると、良い案が出て来ると思います。
子供が一人ひとり違う条件で生活している事を無視する事は出来ません。それを全てに当てはまる様に法制化するより、大人が子供を保護してあげる方が先かも知れません。
もし子供の虐待が無ければ、この条例も不要になります。それだけ大人は子供の面倒を見なくなったのではないでしょうか??
個人責任を問わない、権利だけを主張する場を与えるというか、それを正当化するものを作るような気がします。
そういう意味で私も反対です。
記事にもありましたが、モンスターペアレントや、小生意気な(笑)子供を増やすだけのような気がします。
私はまず最初に正しい体罰のガイドラインを作るべきだと思います。
権利には義務がセットです。
義務を放棄する人に罰を与えるのは当たり前です。
第一段階 授業から排除する(廊下に立たせる、態度の悪いものだけ別室、家に帰す)
第二段階 体に訴える(正座させる、怪我をさせない程度に殴る)
みたいな感じで
こういう場合にはここまでOKみたいなガイドライン作るのが
第一優先だと思います。
本当ですね。
義務を果たすこと、規律を守ることを教える前に、権利だけを(それも個人の利益を重視)与えているようなものですものね。
無謀に権利を主張している人(親)にかぎって、義務は果たしていなかったりしますよね。
子どもの権利条例について実際に施行された市の問題点等がないか?と思い色々なブログを見ていたら、ここを見つけました。
実は私も反対で、施行された川崎市で問題点が出ている事を聞き、他に無いかと調べていた所です。
でも、実際は問題点には触れないで、読んだ人には良い印象を与えるといった内容が主でした。
私の耳には、何点かの条例を行使した問題が聞こえています(いずれも生徒のわがままや、その親の悪用)
全ての内容を反対するというわけではないのですが、もっと慎重に内容を検討して頂きたいし、実際に子供を持つ親がどのくらい条例の内容をある程度理解しているのか?こんな状態で議決され、いざ問題が起きて加害者側(少しおおげさ??)の親になった時、被害者側に条例を行使されたら自分の子供を守れるのか?いろいろ考えていると心配も出てくる。
打っているうちに気持ちが高ぶってしまい、長くなってしまいましたが、良いところだけではなく、逆の部分も出して市民の意見を聞いて欲しいと願うものです。
書き込みありがとうございます。
私も、とても不安定と言うか、解釈によって悪用されやすい危険性が大きいと思っています。
親も子ももちろん教師も、温度差というか、理解度と言うか、成熟度がばらばらで、でも、知恵だけついているというか・・・(上手く言えませんが)親である立場から考えてもこれはちょっと?という状況があちこちでおこっていますよね。
権利を主張したり、行使する前に、土壌を作ることが先決だと思うのです。