確信犯ではなく故意犯

9月 10th, 2007

ある事柄について娘と話していた中で、
「それって・・・確信犯でしょ!」と私が言った。
「それって・・・そういっていいのかな?」と娘。
で、「確信犯」という言葉を調べてみた。
「悪いことと知りながら犯罪を行う人(もしくはその行為)」、「結果を予想した上で計略を巡らす人」という意味で使われる場合が多いが、これは本来の語義とは異なる。確信犯とは「自分が行う事は正しく、周囲(社会)こそが誤っていると信じ切っている」事がポイントであり、本人に「実際は悪い事 / ウラがある作戦」などの意識は無い(文頭で例示した状況は確信犯ではなく「故意犯」と呼ぶのが近い)。(Wikipedia)
やられた・・・(笑)。しかし、こういう誤解というか、誤用いって以外に多いですよね。
役不足 、気がおけない、流れに棹さす 、悪びれた 様子もなく 、曲のさわり 、小春日和、雨模様、
ゴボウ 抜き、煮詰まる 、済し崩し 、檄を飛ばす、涼しい顔、爆笑、こだわる、鳥肌が立つ・・・
皆様。本当の意味、ちゃんと言えますか?


2 Responses to “確信犯ではなく故意犯”

  1. 福餅 on 9月 11, 2007 1:28 AM

     言葉は生き物です。時代と共に意味も変わってきます。
     中学の時に古語の授業がありましたが、古語を解釈するのには、現代語に翻訳する必要があります。
     最近気付いたのは、「五月晴れ(さつきばれ)」でした。これは本来梅雨の間の快晴の事を示します。この言葉が出来た頃は、旧暦でしたので、5月に梅雨がありました。ところが最近では5月の快晴を「五月晴れ」と言っています。何れはこれが本当の意味になっていくと思いますが、まだニュースで5月に「五月晴れ」を使うのは、ちょっと早い気がします。
     それ以外にも意味の間違った使い方をしている単語もあるかも知れません。それも何れは変わっていくでしょう。特に気になったのは「ぜんぜん」と言う単語です。私の時代は「ぜんぜん」は否定形に使いますが、最近では肯定形でも使っています。それも何れ肯定形でも正しくなっていくのでしょうね。

  2. ケラ on 9月 11, 2007 7:01 AM

    「ヤバイ」の使われ方もですね。
    なんでも1つの言葉で表現出来るようになってきましたね。

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