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特待生
5月 1st, 2007
このごろ全国的に話題になっている高校野球の特待生問題。
でも・・・これって公然というか、普通のことだと思っていた。
だって、大学入学ではスポーツに秀でていれば!ってのは当たり前だよね。
それに中学、高校でも、いろんなスポーツでも絶対あると思っていたし。実際聞くよね。
野球だけがだめなの?
勉強でも特待生はある。堂々と募集要項に書いてあります。
スポーツ特待生でも掲げている学校もあります。
AO受検ではきっとかなりのアピールポイントになるでしょう。
確かに、この制度でいい選手が一部の学校に集まったり、県を越えての入学など不均衡につながるかもしれないし、それがプロ野球との問題にも。
でも・・・これって何所にでもあるんじゃ?って思うのは私だけでしょうか?
今年の甲子園はかなり顔ぶれが変わったりして。
2 Responses to “特待生”
一番下の愚息♂は、4月から高校に入学しました。中高一貫校ですので、あまり心情的変化は無い様ですが、取り敢えず入学です。
さて、愚息♂の高校は過去に2回甲子園に出場した事がありました。その為に入学時点で、野球・ラグビーなどの優勝を目指すクラブの入部は、覚悟をする様に言われています。もちろんスポーツ推薦も募集している高校です。
私のクラブに関する考え方は、皆さんとはちょっと違っています。野球部であれば、必ず甲子園を目指さなければならないのか??との疑問を持っています。生徒の中には優勝が楽しいのでは無く、野球が楽しい人も居る筈です。そこで「甲子園野球部」と、「草野球部」に分けるべきと考えています。単なる野球が楽しいだけの人は、「草野球部」に入部して、スポーツを楽しめば「それで良い」と考えています。他のクラブも同様に、単なるスポーツを楽しむ人が救済されても良いと思います。
現在の学校で運動系のクラブは、優勝を目指すクラブが多いものです。優勝が楽しい生徒はそれでも頑張るでしょう。しかし残念ながら野球を楽しみたい生徒には、「草野球部」の様なクラブはありません。
話題は野球だけの絞りましたが、他のクラブでも「楽しむ」クラブが欲しいものです。他にもスキー部などは殆どが競技スキーのクラブです。単なる「ソリ遊び」のクラブはありません。優勝を競うのも良いと思いますが、楽しむクラブも良いと思います。
ところが学校側としては、クラブが優勝しますと、学校の宣伝になります。優勝だけに目を向けて、優勝すれば予算を増額するシステムが多いものです。予算以外でも優勝すれば、それだけ学校側は優遇します。またクラブも予算や優遇措置を目論んで、優勝を目指す様になるので、本来のクラブとは方向性が違って来ているのかも知れませんね。
最終日に沢山の、それも有力校から申告が出されましたね。
なんだか、周りの出方を見ていたようですね(笑)
クラブも、その向かい方も学校でさまざまです。
強制ではないものですから、それぞれ自己判断で進めばいいと思います。
甲子園常連校はそれが学校のアピールですし、それを望む子供にとっては価値があります。
また価値があるからこそ、特待制度を設定してでも集めたい。
それで活躍して学校がアピールできる、入学志願者が増える、経営が安定する。設備、環境、教師が整う。
反面、特待生は、活躍する義務がある。
それが現実のように思います。
ある意味必要悪かな?と思います。
だって、それで学校へ行ける、自分の才能を磨けるのは確かです。
他のスポーツ、学業は良くて野球はいけないというのは、時代的にどうかな?ともおもいます。
認めなければ、なにか他の方法が考えられるのでは?とも思ってしまいます。