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生涯賃金格差
2月 21st, 2007
フリーターと正社員の現役時代の賃金格差のデーターです。
2004年のデーター(独立行政法人労働政策研究)ですが、
標準的な正社員の生涯賃金は、(本当にこんなに高いのか・・・はぁぁぁ・・・笑)
男性 = 高卒2.7億円、高専・短大卒2.8億円、大卒3億円
女性 = 高卒2億円、高専・短大卒2.3億円、大卒2.7億円
ところが、フリーターだと、年齢に関係なく横ばいであることが多い。
仮に毎月15万円で働き、年収で180万円程度で38年働いたとすれば、生涯賃金は約6840万円。
大卒男子であれば、その差額は2億3160万円。ショッキングな数字です。
健全な労働環境を作ることが経済も少子化も解決するかも?と思ってしまう。
2 Responses to “生涯賃金格差”
フリーターとはある意味では社会から自分の居場所を探している人達だと考えれば、正社員予備軍と思います。しかし自分の努力を惜しむ為にフリーターになったならば、この数字は仕方ない部分があります。
もっと深刻なのはニートの存在です。これは何の生産性も無い人達です。私の考えでは、ニートの皆さんは自分の目標を見失った人達と信じたいです。目標が出来れば、一生懸命目標に向かって邁進する人達でしょう。
フリーターの場合は、ニートが許されない人達が「取り敢えず」との理由から、アルバイトで食い繋いでいる状況かも知れません。もしそれでしたら、フリーターにも目標を見つける事が出来るチャンスが必要です。
フリーターの場合は渡り職人の如く、いろいろな職業を渡り歩くものです。そこで何かの目標が出来たり、自分の適職が出来たら、邁進して欲しいものです。社会からはフリーターにチャンスを与える環境も必要だと思います。
フリーターの場合は、若い時には充分な収入かも知れませんが、ある程度年齢が進みますと、同世代の人達とは収入の差が出て来ます。さらに年齢が進みますと、体力も落ちてきて無理が出来なくなります。
将来、フリーターの皆さんは、このままの生活を続けますと、高齢になって生活保護を受ける事になると思いますが、現状のまま満足して仕舞い、「ただ単に生活が出来れば良い」と考えるならば、納税者の私はちょっと寂しい。フリーターの皆さんも、現状で満足して将来生活保護でも良いと思うならば、悲しい人生だと思います。
最近では民間会社で派遣社員のシステムを使う企業が増えて来たようです。これは人件費を安くで抑える方法としては、最善策かも知れません。また常に若い労働力が得られるので、高齢者を雇用する必要がありません。派遣会社で生き残るには、確かな技術や知識などが必要になって来ます。
フリーターをこれに当て嵌めますと、フリーターは単に収入を得るだけではなく、技術や知識を蓄積する必要があります。これをやり損ねますと、高齢になった時に仕事が無くなります。また雇う企業もありません。
フリーターも努力が必要ですね。
確かに、フリーターは社会で自分の居場所を探している人達かもしれません。でも、決断と責任から逃げていることが多いのでは?とも思います。
それからニート。これは今や日本だけの問題ではないようで、イギリスでもかなり深刻のようです。
親世代がなくなった後、無収入者が膨大する懸念があります。
ある意味先を行っているからこそ、今も大きな格差社会なのでしょう。そして、それは今も悪化しています。日本も日々近づいています。
現状で満足して将来生活保護でも良いと思う。本当に悲しいというより、腹立たしいです。
だってそこにどれだけ多くの税金が使われるか!ですもの。
まして、今は国民年金より生活保護の方が多いのですし。
やっぱり社会のシステムがおかしいですよね。