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津波警報時の対応調査
2月 19th, 2007
昨年１１月１５日の千島列島沖地震で道内に津波警報が発令された際、地域住民がどのように避難したかを北海道開発局が調査したそうです。
11月15日の津波は数十センチと小さなものだったが、実態非難した人は13.6％だった。
その後１月１４日に再び津波警報が出たときは、30～４０センチと小さかったが、更に少ない6.6％だったそうです。
アンケートは、網走市、釧路町、厚岸町、斜里町の１万５４００で、回収率は１８・５％だった。
回収率の低さもさることながら、その結果はちょっと心配な内容。
津波情報を知ったとき、「自分に危険が及ぶ」「及ぶ可能性は高い」と思った人は計１４・６％にとどまり、「及ばない」「及ぶ可能性は低い」と思った人は４倍強の７０％。
避難方法は冬場だったこともあり、「車」が８７・７％を占め、「徒歩・自転車」（９・６％）の９倍に達した。また、避難場所も「指定の避難所の中」（１１・６％）にいるよりも、「避難所の駐車場に車ごと避難」（２０・７％）が多かった。
避難しなかった人の理由は「身に危険が及ぶような津波は来ないと思ったから」が最も多く７７・６％。
「どんな状況なら避難しようと思うか」との設問には、「町内会役員や近所の人の避難呼びかけがあったら」（８６・６％）、「近所の人が逃げるのを見たら」（７９・２％）。
近年はスマトラの被害や、日本でも東北の三陸津波、奥尻島など大きな被害が起きています。
警報の信頼性の向上と共に、危機管理の徹底、非難対策づくりを進めていかなければ、大被害が起こってからでは遅いのです。
自分だけは大丈夫、皆が動かないから・・・なんだか今の世の中ですよね。
4 Responses to “津波警報時の対応調査”
日本人は危機感に関してあまり切実に感じてはいない様です。昔から「安全と水はタダ」の感覚があるのかも知れませんね。
小学校の時に避難訓練をしてから、中高大と避難訓練はありませんでした。また就職してからも避難訓練はありません。これではなかなか避難に関しては定着しないものです。
今住んでいる所は、海抜６０メートルぐらいの所ですので、津波の危機感はありません。通常であれば「まさか６０メートルを越えるとは・・・」と思うものです。歴史的には今住んでいる所に津波が来た事はありません。しかしここでは洪水の可能性がありますが、台地ですのでまず川が氾濫したらその時に考える様になると思います。斜面は２００メートル以上離れていますので、土砂崩れの心配もありません。もともと桑畑でしたので、平地です。隣家とは道路を隔てていますので、類焼の心配もありません。
危機感としては、地震による地割れや、流星や航空機の直撃ぐらいだと思います。また道路はバスも通る直線ですので、車の飛び込みも考えられません。それらの災害に予告はありません。避難する災害ではありませんので、被災後の方が大きな問題になります。
さて、津波に対する避難の問題ですが、本来であれば沿岸地域の住民は切実な問題があるとは思います。ところが私と同様に「まさか・・・」の考え方になるのでしょうね。特に海まで様子を見に行く人達は、やはり危機感が少ないものです。私から見ますと、「こんな危ない所にナゼ？？」と疑問が出ます。
津波で死傷する人達の殆どは、打撲によるものと聞いた事があります。泳げる人でも衝突する物体を避ける事はなかなか出来ません。また津波を普通の波と考える人も多いかと思いますが、普通の波は一瞬で引きます。ところが津波は高さが無くても、大量の水が洪水の様に流れる状態で押し寄せて来ます。この状態を知っていれば、海の近くは危ないと感ずるものでしょう。
恐らく避難しなかった人達は、「まさか・・・」や「自分だけは・・・」と思っているのでしょう。
そうですね。
身に危険が及ぶような津波は来ないと思ったからの７７・６％が大勢だった証ですね。
犠牲を伴うことがないように！も危機管理ですものね。愚生者が出て初めて認識されるのでは遅いですよね。
不謹慎かもしれませんが １月の津波警報の時TVにかじりついて 見てたとき
避難勧告を 消防や役場の広報車が流していても 避難しない人を
危ないなぁ と見てました
でも自分の居る所に 警報が出ても 非難はしないと思います(^^;
子供の頃から安全な場所に暮らしているせいか 自分の所は と思ってしまいます
ですよね。
私も、災害にあう、いや事故にもあうなんて思わないし、思えない。病気にも。まして命を落とすなどとは自分では思えないですよね。
３年前、よく生きていたと、死んでいてもおかしくなかったと言われた時も、実感なかった。今でも。
こんな事でなくても、ちょっとした災難でも、自分があうとは思わないでぬくぬくと毎日をおくっている。
こういうのが一番危ないのかも？ですね。