マスコミの品格

2月 8th, 2007

「あるあるⅡ」(関西TV・フジ系列)以来、各番組制作は慎重になっているかと思えば・・・そうでもなかったようで。
今日は今度は「人間、これでいいのだ!」(TBS系)でもですか。
たしかここは、以前にも同様の問題を犯していたはず。
懲りない奴らは政治家だけではなかったようですね。
視聴率戦争で、ぎりぎりにところで製作しているのが現状でしょうが、そこをどう自己で規制するか?こだわれるか?(この場合、本当に視聴者の利益のための情報を出せるか)が重要なのです。
公正であるか、真実であるかをないがしろにしたインパクト重視の番組制作に走った結果なのでしょう。
「思いっきり」で取り上げた食材は午後一でスーパーから消える。
朝や昼のワイドショーや夜の情報バラエティー番組で取り上げられたお店や商品には列が出来、売り上げを大きく左右する時代です。
政治や教育などよりよっぽど広範囲で即効性があります。
だからこそ、そこにはより厳しい規律と品格がなければならないと思います。
品格はいたるところで崩れているようですね。


5 Responses to “マスコミの品格”

  1. 福餅 on 2月 9, 2007 12:12 AM

     日本のマスコミは、北朝鮮のマスコミよりは真実を語っていると思いますが、残念ながら隠す部分も多いのが事実です。しかし現時点ではコンピュータの使えない人達にとっての情報源は、新聞やテレビなどのマスコミに頼る事になります。それだけにしっかりとした真実が欲しいものです。
     「ペンは剣よりも強し」と誰かが言った様に、方法によってはマスコミは大衆を引き付ける事が出来ます。しっかりとした情報が無かったら、誤解が生ずる事もあります。
     情報の誤解から生まれた悲劇は、関東大震災の時の朝鮮人問題です。当時は朝鮮半島が一つの国であったために、韓国と北朝鮮の分裂がありませんでしたので、総括して朝鮮と言っていました。私の両親は今でも南北朝鮮を総称して朝鮮と言っています。
     震災後に「朝鮮人が攻めてくる」との噂があり、被害に遭った朝鮮の人達が数多く居たそうです。また朝鮮人と日本人の区別がつかない場合は、君が代を歌わせた事があったそうです。音痴の人は殴られたと聞いた事があります。
     これは情報不足の為に、大衆が単なる噂を信じた結果です。この時にトランジスターラジオがあれば、この様な悲劇が起こらなかったものです。当時の情報源は新聞と噂だけになります。
     阪神淡路大震災の時には、しっかりとした情報源がありましたので、関東大震災の様な悲劇は無かった様です。これだけ人々はマスコミに情報源を頼っています。それだけにウソはいけません。私の希望としては、隠し事もして欲しくないです。真実をそのまま報道して欲しいものです。
     納豆事件は拙宅にも被害がありました。私は納豆が好きで、時々食べていますが、この時期は納豆を買う事が出来ませんでした。決して私はダイエットをしている訳ではありませんが、好きなものが食べられないのはちょっと辛いです。
     私から言わせて戴けるならば、視聴者ももう少し考えても良いと思います。報道されたから、すぐに納豆に飛び付いたりするのはあまりにも単純と思います。
     マスコミも世間の影響力を考えて、報道する必要があると思います。特にマスコミの場合は、噂と違って責任が伴います。また社会に被害を与える事もあります。
     これはインターネットのユーザーも同様ですが、インターネットのユーザーは一人ずつ自分の情報源を持っています。それだけに社会に対する影響力と責任を考えなければなりません。
     気を付けましょう。

  2. バース on 2月 9, 2007 5:11 AM

    本当にそう思います。
    マスコミ=民衆ですから。今日10年ぶりにフランスから帰ってきた友人と飲んで、マスコミの事色々話しました。で、結局その国の意識そのものがマスコミじゃないかってことになったけど、今の日本のテレビの内容はおそらく世界で一番低次元じゃないかと言う事で一致しました。日本のインテリジェンスは戦わない、とにかく意識だけで人の事も考えないし、勇気はなし。フランスではおかしい番組があったらすぐに反発はあるようです。ケラさんがこのブログで取り上げておかしいと思う事、それはすなわちみんな日常で戦わなければならない事です。ケラさんどんどん書いて下さいね。全ては意識改革ですから。日本はほとんど目暗状態ですから。

  3. ケラ on 2月 9, 2007 8:03 AM

    >バースさん
    確かに、国の意識がマスコミに反映する。
    って事は民衆一人ひとりが正しく判断する規範も、モラルも、何よりも正義感やプライドがなくなったって事ですよね。
    ある期間マスコミの端っこで仕事をしていた私としてはとても悲しいことです。
    ただ、昔はもっと職人気質で使命感のあるエディターもプロデューサーももっと居たと思います。
    見事に戦っている人を沢山知っています。
    でも、そんな人たちはいまや主流ではなくなってきてしまっているのでしょうね。
    >服餅さん
    国民も、少しは学習してたとえ報道機関との接点がなくても明らかにおかしいということはすこしは気づくとおもいますが・・・
    ただ、マスコミの影響力の怖さはむしろ卑劣に、重大に行ってきていると思います。
    風評での被害は非常に大きなものです。
    確かに、今ではマスコミが世論操作、広報という点では一番有効な手段かもしれません。
    だからこそ!それにネットと違って規制、規律がまだ存在する世界なのですから、その中で個々が品格をもってほしいと思います。

  4. みるく on 2月 9, 2007 10:42 PM

    私もあの情報に踊らされていたひとりです~♪汗^_^;
    寒天といえば~走り~
    味噌汁といえば~食べ~(^○^)
    納豆も沢山買って~そのつどお店の店頭からなくなりました。
    情報って本当に怖いな~って思いますね。
    それだけ大切に流して欲しいと思います。
    こちらも冷静に見る目も求められているのですね~反省^_^;
    素直な私ですから~なんでもなるほど~って思っていたけど、そのまま信じるのもどうか?という感じですね~

  5. ケラ on 2月 9, 2007 11:28 PM

    そうだよね。
    TVという電波にのると、真実だと思っちゃうよね。
    それに、女としてはすがりたい。
    だからこそ、それを視聴率獲得に使われたと思うと悔しいよね。
    いまやTVもNETもうわさも、自分で判断し、自分の責任で行動しなければいけないって事ですよね。

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