美しい国

1月 4th, 2007

仕事始めの4日、今日、安部首相は年頭会見を行った。
昨年の約100日間を、「美しい国づくりの礎を築くことができた」と実績を強調しながら、実行していくことの決意表明の会見のようだった。
私はなんだか安部政権になってからは、閣僚の不祥事、子供たちの自殺、教育基本法などの強行採決・・・美しいとは程遠い日本に思えてなりません。
これが「筋肉質な政府」の運営なのだろうか?
何を持って「美しい」と言えるのでしょう?
自然界は有る程度の障害、逆境に遭遇した時、変化を生み、進化します。
その、本来の力を呼び起こすための「礎」なんでしょうか?
今の日本、人間にその強さがあることを期待したいですね。
きっと、潜在能力はあるはずです。
そんな国に生まれたと思いたいですもの。


2 Responses to “美しい国”

  1. 福餅 on 1月 5, 2007 11:37 PM

     安部総理の言う「美しい国」とは、昭和の夢を見ているのでしょうか??
     時間を元に戻す事は出来ません。私は戦後の生まれですが、確かに当時の日本はエネルギーがありました。
     人間は目標に向かってエネルギーが発揮できるのでしょう。例えば私は戦後の生まれですが、戦前・戦中は「欲しがりません勝つまでは」や「進め一億火の玉だ」などの標語のとおり、戦争と言う目標に向かってエネルギーがありました。
     戦後はベトナム戦争や安全保障条約などの反対意見で、全学連と言うパワー溢れた若者集団がいました。
     このエネルギーは団体のパワーが多かった様な気がします。現在の日本人は、団結が薄れてきたように感じます。
     私が幼少の時には、2軒か3軒で一つの井戸を使っていました。炊事や洗濯の時間帯は大体近所同士で同じでしたので、集まって井戸端会議を毎日していました。これで近所の家族構成から仕事や生活状況が判ったものです。
     最近では水道が発達して、個人のみの生活が多くなりました。場合によっては、隣に誰が住んでいるか判らない状況もあります。その上に「個人情報保護法」が出来て、今まで以上に個人の生活が尊重される様になった裏腹に、団結力が少なくなった気がします。
     また今までとは違い、日本人は目標を見失った人々が増えてきたのではないでしょうか??目標が無い限りは、団結など無意味となります。私が思うには、「ひきこもり」の皆さんは、自分の目標を見失っている人も多いと考えています。目標を見つけ出せば、それなりに「ひきこもり」も少なくなる可能性があります。
     さて、「美しい国」に話しを戻しますが、首相の言っている「美しい」の目標がありません。また具体的な解決策も聞いた事がありません。どうするのかを具体的に示さない限りは、「美しい国」は「遥か遠い国」になると思います。
     そろそろ首相も夢から覚めて、具体的な方向性を示して欲しいと思います。

  2. kera on 1月 6, 2007 8:47 AM

    福餅さんは、それほど私と年齢変わりませんよね。でも、なんだか時代が違うみたい(笑)
    残念ながら私は井戸の経験はありませんが、小学校に入る前までは団地にいたので、近所とのつながりが強くありました。
    その後も、ご近所付き合いは良い状態でした。
    このごろなんだか変ですよね。
    お隣でもぎすぎすした感じがするし、「個人情報保護法」は負の方向に加速させる原因のひとつになったと思います。
    目標がない。たしかに、これが一番の原因でしょうね。
    皆が貧しかった頃、皆がもっと上を目指そう、追いつこうと思っていた時は力強さとともに暖かささえあったと思います。
    首相、もっと明確なリーダーシップを出してほしいですね。

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