モラル・ハザードの連鎖

11月 27th, 2006

昔は、人のふり観て我ふり直す。だったが、
今は、人もしてるから、ま!いいか。です。
公立小中学校の給食費滞納。
学校だけじゃない、会社、地域などあらゆる場所で蔓延するいじめ、そして、悪意を持った静観。
公共の場でのマナーの悪さ。
なんでも、自分の都合の良いように極端な自己解釈でやりたい放題。
とがめられたり、非難されたりすると逆切れ。
これは若者の事ではありません。
私は年配者、今の親世代に多いと思います。
そんな親に育てられ、見せられているのです。子供がまっすぐでいるわけがありません。
モラル・ハザードの連鎖を止めなければ!もう加速し始めているのですから。


2 Responses to “モラル・ハザードの連鎖”

  1. 福餅 on 11月 28, 2006 3:22 AM

     私の幼少の時は、今のお子様と違ってガキでした。それも悪ガキで、始終叱られていました。中学生の時には、3人で「いたずらトリオ」が結成されて、私はそのメンバーの1人でした。それ故に叱られても、「また怒られちゃったぁ〜。」で終わっていましたが、今のお子様は怒られた経験があまり無い為か、少しでも怒られるとすぐに逆ギレする子供が多い様です。つまり怒られるのに慣れていないと思います。
     昔はその街名物の「頑固オヤジ」がいたものです。いたずらをしていて、「頑固オヤジ」に見つかりますと、「こらぁ〜」と怒られたものです。ところが今「頑固オヤジ」をしますと、殺される時代になって仕舞いました。これも怒られるのに慣れていない子供が多くなった為でしょうか??
     私は戦後の子供ですが、少しは戦後の爪痕が残っていた時代を生きてきました。私の幼少の時代には、2軒か3軒で同じ井戸を使っていました。近所の話はその井戸が舞台になります。この状態ですので、近所に誰が住んでいて、家族構成が大体判っていました。
     ところが最近では水道が発達して、個々に水道が敷かれた為に、極端な状態では自分の隣人さえも知らない現象が起きています。またプライバシーと称して、自分を隠すのが通常の社会になって仕舞いました。とくに「個人情報保護法」と称して、誰も判らない様になりました。本来ですと、自分を隠したがる人は、ヤバい事をした連中に限られていましたが、最近では通常の人が自分を隠します。
     隠す事をするのは、かつてのオウム真理教が密教と称して自分を隠していました。この状態ですと、部外者からは誤解が生じます。オープンにする人こそ、ヤバい部分が少ないと思います。
     つまり他人との繋がりが少なくなりますと、どうしても誤解が生ずるのは仕方のない事です。オープンにしたくない気持ちも判りますが、最近ではあまりにも閉鎖的な社会になりました。オウム真理教に限らず、一般に人も閉鎖的になりますと、「何かヤバい事でもしているのか」と勘繰る事になります。
     或る街で、住民が積極的に外に出て、挨拶を交わす様になってから、その街は空き巣や変質者などの犯罪が減ったとのデータがあります。街中が顔見知りですと、部外者は悪さをし難い状態になると思います。
     モラルの問題も、人との繋がりでしょう。近所付き合いを密にして、子供たちを育てる事も必要だと思います。
     また悪さをするのは中学生が多い様ですので、小学生のうちに親が子供とよく遊ぶ事も忘れない様にしたいものです。これは親子の繋がりの問題だと思います。

  2. kera on 11月 28, 2006 7:13 AM

    個人情報保護法を過大解釈してしまっているようなところがあると思います。
    なんでもかんでもこれを盾に拒否しているような。でもそうしないと悪用される今ですが・・・
    子供も勿論そうですが、このごろ高齢者の疑問を感じるような行動が目に付きます。
    昔育った世代のモラルが休息に悪化しているような気がします。
    思いませんか?

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