教育の品格

11月 10th, 2006

やっぱり、教育問題に関心が向く。
今朝のニュース番組で「国家の品格」の著者である藤原 正彦氏がインタビューをうけていたので思わず掃除機の手を止めたまま見入ってしまった。
歯に衣着せぬ言い方をする人ですが、実にばっさりと今の教育を批判されていました。
今の子供たちは最低だと。
子供中心の教育はいけない。ゆとり教育など言語道断、日本を高度成長に導いたのは世界一の小中学校教育だ。それがいまら世界レベルでもどんどん下落している。
徹底的に、それも感動的に、物事を学問を社会を教えなくてはいけない。
親、教師はもっと毅然と(同等とか同じ目線でなどありえないと)して教えなくてはいけない。
「卑怯なことは恥だ」という日本のよき文化が失われたところからいじめが拡大したと。
喧嘩は必要、しかし、今いじめと喧嘩の境目が失われている。そして、傍観者が今のいじめを成立させている。(止めることも、いさめることも、非難することもなくなったと)
・・・・・・・・・
久々にスカッとした意見だった。
今方々で教育論、理想論をいき揚揚とメディアなどで語っているが、なにか納得がいかないもの、弁解に終始するもの、理想論言ってどうなる?と思うものが多かった。
このような大人が、今の教育を立て直すシステムに入れないのかな?
でも・・・入ると、つぶされるのかな?


2 Responses to “教育の品格”

  1. 福餅 on 11月 11, 2006 3:52 AM

     最近では、テレビでも教育に関しての番組が多くなりました。
     人格形成が完成していない子供は、鍛えながら殴って育てる時代は昔の話です。しかし今では殴ると暴力と言い出す事が当然の様に言われて来ています。子供の人権が叫ばれて、子供は益々軟弱になった様な気がします。
     私の時代は喧嘩に負けて帰宅しますと、父親から「もう一度やって来い!!」と言って、家に入れて貰えなかった事がありました。根性を鍛えられたのかも知れません。
     或るタレントが、「子供には人権がありません」と言っていました。人権が無い代わりに、親が子供を保護する社会だったのかも知れません。
     私は常々「ゆとり教育」には疑問がありました。ちょっと聞いた話ですが、「ゆとり教育」とはアメリカが日本に命令した制度との事です。
     戦後、アメリカは「日本人愚行政策」と称するアイディアを持っていました。あまり賢くなりますと、ナンバーワンのアメリカが日本に負けて仕舞うのが理由との事でした。単なるプライドだけで、日本人を堕落させようとしています。
     このアメリカの政策は、概ねヒットしている様です。実際に日本人が軟弱化しているのは確かです。団塊の世代が学生の頃、全学連と称する学生運動が盛んでした。ゲバ棒を振り回して、敷石を機動隊に投げつけていた時代は、パワフルな日本がありました。もしこのパワーが今でもあったなら、消費税の問題や年金の問題、そして天下りの問題がありますと、ゲバ棒を振り回す元気の良い若者が活躍するものでしょう。
     「やらせ質問」を強要する文部科学省は、国民をバカにしています。教育を総括する団体が堕落しては、子供が良くなる事はありません。子供の事を考えない文部科学省であれば、存在価値がないので、各学校や個人に教育を委ねるしかないと思います。
     時の文部大臣が「塾が必要」と言ったのは、非常に疑問に思いました。塾が必要であれば、学校は必要ありません。文部省には、「公立の高校までの教育をマスターすれば、必ず東大でも入れます。」と言って欲しかったです。塾に行かないと、進学できない教育では、学校で教育をしている時間だけ無駄となります。また独学ではレベルの高い大学は入学できない事になります。これでは「貧乏人は大学に行くな!!」と言っているようなものです。
       文部科学省の「存在価値」は???

  2. kera on 11月 11, 2006 7:27 AM

    ほんとうに!
    親の経済力が子供の偏差値、大学を決める!っていうような世の中は間違っていますよね。
    でも・・・親の経済力偏差値が高い人たちが至れり尽くせりで大きくなって、その人たちが動かし、作っている今の日本ですから、あまり望みはないかもしれませんね。
    アメリカの仕業だったんですか?
    それは知りませんでした。でも、それが本当なら、負けた国の弱みといっても、もうそんな時代ではありませんもの。なんとか逆襲したいですよね。そのくらいの根性見せたいですよね。
    でも・・・親の経済力のおかげで有利になった政治家、官僚の作る国では・・・かな?
    本当にこのままでは国が滅びますね。

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