財政再建団体

6月 19th, 2006

夕張市が国内14年ぶりに、財政再建団体に移行する見込みです。
夕張といえば、夕張メロン。「映画祭の町」、それとも映画「黄色いハンカチ」の撮影地。
近郊の人は「石炭の村」というテーマパーク、スキー場。そんなイメージでしょうか。
昔石炭産業の全盛期は本当に大きく、活気の有る町でした。
実は、母が夕張に人。私も夕張で生まれ小学校1年生まで過ごしました。
そう!まだまだ人口も多く、活気があったころです。
しかし、いまや負債が約540億円にのぼり、自主再建は不可能と判断された。
財政再建団体は、市町村で実質収支の赤字額が標準財政規模の20%以上になった場合が対象で、夕張市の場合は約9億円がデッドラインだが今までこんなに膨れ上がってしまっていた。
借金の返済のために別の金融機関から借り入れるという「自転車操業」を繰り返していたために単年は黒字となり、今まで発覚しなかったからです。
そう考えると、他の自治体もこのように実際は多額の負債を抱えるところが多くあるかも知れない。
基準の見直し、認定、運営、根本的に時代背景と共に考える時期に来ているように思う。
ともあれ・・・ふるさとともいえる場所(あまり覚えていないけど)が14年ぶりの不名誉な町となったことがさびしいと主に、在住の人の気持ちと不安を思うといたたまれないな。


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