暴力問題

8月 23rd, 2005

2連覇という偉業を打ち立てた駒大付属苫小牧高。今日は道庁や市での報告会などの各種イベントを一切中止した。
更に、この問題の報告を受けた日本高野連は、夏の甲子園大会優勝の取り扱いについて審議委員会を開くという決断をした。
部活って、暴力ではないにしろ、しごきとか、規律を守るための制裁的なこととか、あるものと思っていた。ある意味それがあるから厳しい規律が守られるものと。
それに、今時の学生を統率し、限界まで打ち込ませるにはそれ相当なエネルギーが指導者側にも必要であろう。だって、今時の子供達です。
「親にも殴られたことないのに!」のアムロ(勿論ガンダムですよ!)のみたいなのばっかりだろうし。
親だって。「ぶん殴ってでもやらせてください!」なんて親は居なくなった。
すぐに教育委員会だの、**連だのに、講義!
その親を立てに子供も。の、悪循環。
そんな態度の学生に切れた指導者も勿論過失はある。
そういう時代なんだから、そこはこらえるのが大人というもの。
でも、なんだか、私は加害者だけを責められない気がする。
日本一を続けるために必至で、なんとしても皆に同じ方向を同じ思いで向かせたかったのではないだろうか?その思いが空回りしたのでは?
あたらずさわらずの、事なかれの、親や生徒に媚を売る教師よりずっと熱いじゃない。
ただ、同じ目標に向かう生徒に理解させられなかった未熟さがあったのでしょうね。
このごろ多いこのような問題。これも社会、教育のひずみが生み出したものだと思う。


2 Responses to “暴力問題”

  1. sawa on 8月 25, 2005 12:34 AM

    こんばんは
    カキコ久々にやってみようって気持ちになりました
    私も暴力の問題は両方の話をちゃんと聞かないとわからないと思います
    今回の事件で問題なのは、学校側が隠ぺいしようとしたこと
    明徳義塾が、始まる前に暴力沙汰が発覚して出場辞退したことにあります
    優勝してしまったから、いまさら・・・っていうのも、
    明徳の選手なんかは納得できないんじゃないかなぁ
    これは、選手にはかわいそうな事件ですよね
    暴力なのか、指導なのかの線引きというか、
    個人の認識に差がある以上、ずっと
    引きずってしまう問題だと思います
    まったく・・・私らの時代は、先生が生徒を
    叩くのはいたって普通のことだったのにね
    たくさん殴られた経験がある私です(笑)

  2. kera on 8月 26, 2005 12:05 PM

    どんどん泥沼に!って感じですよね。
    生徒の親がマスコミのインタビューに答えたりして、決してよい方向には進んでいないようです。
    ただ、明徳義塾は生徒の喫煙やリンチの問題なので少し番うと思いますが、苫駒の場合は学校の甘さがありますね。
    ただ、叩かれたのがどうなのか?は本当に個人差があると思います。
    「すいません!」と受け取るか、「殴る権利あるのか!」とか、「殴ったら高野連に言うぞ!」の姿勢かではね。
    要は、生徒と指導者の間に信頼関係がなかったんでしょうね。
    勿論過失は当事者と、学校側の対応にあります。
    ただ・・・
    このごろの学生、そして、親にも問題はあると思います。

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