関口雄揮美術館

7月 18th, 2009

関口雄揮さんが亡くなってちょうど1年、1周忌だった昨日17日、関口雄揮記念美術館に行ってきました。
3か月おきに展示を変えているこの美術館。
なぜ?こんなにすいているのか?
なぜ?もっと有名にならないのかな?
と、思うほど、いつも静かで、おかげで30~40点ほど並べられている絵を貸し切ったような贅沢さと学芸員の方の1点1点の解説付きというとんでもない特別な時間を過ごせます。
もちろん、「お願いします」という図々しさのなせる技なのですが、毎回、2時間近く、ずっと解説してくださいます。
この頃は(2年以上通い続けているので)「前回お話ししましたことと繋がるんですよ」なんてスペシャルなトークです。
長い前置き(自慢話です)はさておき、今回は1周忌ということもあり回顧展というような内容でした。
7歳の時の絵から、最後の大作(その小さなものを1点書き上げた後亡くなられたそうです)までが時系列に並べられていました。
作風の変化がよくわかり、いろいろな技法に挑戦された軌跡がうかがえましたが、何よりも驚いたのは、7歳と時に書いた昆虫の絵と、静物(リンゴ)。
7歳といえば小学校2年生。まだまだ正面の構図や、平坦な塗がおおい年代に、なんとまあ、立体感、影、光などが巧みに描かれています。
そのころから画家を志していたとか。
やっぱり、天才は、与えられて生まれてきているのね!とつくづく思わされました。
教室に通い始めて1年半、まだ7歳の絵にも到底及ばない感性。
ちょっと悲しいか・・・・・も・・・・・