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シナップス

2004/5/2午後10時
ツア・タンネ(ZurTanne)での夕食後、バスで再びラング家を訪問しシナップス(ブランデー)の試飲。ボトルの先につけた小さなフラスコの様な分量を量る小道具が気に入り、シナップスと共に購入。壊れないで日本まで持ち帰れるか心配だったが、、、(無事でした)落ち着いた間接照明の試飲室はなかなかいい雰囲気でした。

左側にあるウサギのオブジェの背中あたりに見えるオレンジのガラス玉がそれです。玉にシナップスを流し入れそれをグラスに注ぎます。

熱心に説明を聞いています。

トレンダー家のワイン

ワインプローベのリストを見るとほとんどのワインがラントワイン(Landwein)と書かれています。ラントワインはドイツワインの格付表のランク的にはQ.b.A.より下のランクで、辛口の地酒ワインに分類されます。が、よくリストを見ると、お終いに括弧書きでカビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼと書かれています。実際にはカビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼなのだけれども、これはドイツの法律通りの製造方法、熟成方法をとらなかったためにラントワインとしか表示が出来ないからなのだそうです。ラベルの表示だけだは中身はわかりません。トレンダー家では法律が出来る前からこうして造っているのだから、、、とのお話でした。

赤ワインは到着前から抜栓され、デキャンタに移されていました。
今ではドイツでも数少ない赤ワインの品種、シュヴァルツリースリング(Schwarzriesling)、トロリンガー(Trollinger)、レンベルガー(Lemberger)などでかなり個性的な赤ワインを造っています。

トレンダー家のワインリスト

今日のワインプローベリストです。なんと15種類以上!こんなに飲めるの?と驚きましたが、、、ゆっくり飲み、話を聞き、食べ、、、ゆったりと時間は流れます。気が付いたらもう夕方の5時でした。え?もうそんな時間!誰しもがそう感じました。


チェコのビール

だいぶお酒もすすんだところで、ドイツで飲んだビールは美味かったと言う話になり、「冷えてなくても美味かったよねー」「味が濃厚だったよね」校長先生がそう言えば「玄関脇の納戸の奥にチェコのビールがあるよ、ただし相当古いけど」見つけてきたビールが1999年製造、、、お腹こわすからやめた方がいいよ、もう泡も出ないんじゃない?とりあえず栓を抜いてみる事に。どっこい充分泡立ちも良く、香りも味も濃厚でした!もちろん常温でも美味い!
チェコの「Budweiser」アメリカのバドワイザーの本家とか。

13のドイツワイン生産地域

アール
Ahe
ドイツワイン生産地域で最北端にある。シュペートブルグンダー、ポルトギーザー等の赤ワインの生産地域。
ミッテルライン
Mittelrhein

ボンの南からライン河沿いに南に向かって100Kmの地域で風光明媚、ライン河下り。粘板岩質の土壌、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ケルナーが栽培されている。

モーゼル・ザール・ルーヴァー
Mosel Saar Ruwer
モーゼル河はドイツで最も古い古代ローマの都市トリアーの南からコブレンツでライン河と合流する曲がりくねった河で、支流にザール河とルーヴァー河がある。粘板岩質の土壌。リースリング。
ラインガウ
Rheingau
ドイツで最高級品質ワインの産地。ホッホハイム(Hochheim)とロルヒ(Lorch)に位置している。
ナーエ
Nahe
多種多様の土壌があり、バラエティーに富む。主に、ミュラー・トゥルガウ、リースリング、シルヴァーナー等。
プファルツ
Pfalz
北をラインヘッセン、南西をフランスに囲まれた、ドイツ最大の生産量。リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ケルナー、シルヴァーナー、モリオ・ムスカート等。ポルトギーザーの赤ワインも有名。
ラインヘッセン
Rheinhessen
ドイツ最大の生産地域。西はナーエ河、北東はライン河に接している。この地域は土壌と気候が多様性に富むため様々な品種が栽培されている。
フランケン
Franken
ドイツのワイン生産地域の最も東に位置している。    マイン河とその支流に畑が集まっている。ボックスボイテルと言う独特の丸瓶が使われている。辛口で力強いワイン。
ヘジッシェ・ベルクシュトラーゼ
H.Bergstraße
ドイツで最小のワイン生産地域。ハイデルベルグの北で、西はライン河、東はオーデンの森に接している。
ヴュルテムベルク
Württemberg
ドイツ最大の赤ワイン生産地域。ネッカー河とその支流に畑が拡がっている。他地域にはない独特の味と香りがある。トロリンガー、ミュラーレーベ、シュペートブルグンダー、レンベルガー、ポルトギーザ等の赤ワインとリースリング、ミュラー・トゥルガウ、ケルナー、シルヴァーナなどの白ワイン。
バーデン
Baden

ドイツ最南端のワイン生産地域。Schwarzwald(黒の森)がこの地域にある。砂岩、石灰岩、粘土質、黄土、火山質など様々な土質を有する。ミュラー・トウルガウ、ルーレンダー、ゲヴュルツトラミナー、リースリング等が栽培されている。約20%はシュペートブルグンダーの赤ワイン。タンニンも多く、力強いワイン。

ザーレ・ウンストルート
Saale-Unstrut
旧東ドイツでザーレ河とウンストール河に位置している。貝殻石灰質の土壌でミュラー・トウルガウ、シルバーナ等の白ワインでソフトな風味、高級ワインはまれ。
ザクセン
Sachsen
旧東ドイツでワイン生産地域としては小さい。エルベ河河畔にある。

1990年の東西ドイツ統一で旧東ドイツの2地域が加わり13地域となった。

ドイツワインの格付表

ターフェルワイン
Tafelwein

EC産テーブルワイン 中甘口
ドイチャーターフェルワイン
Deutscher Tafelwein
ドイツ産テーブルワイン
ドイツ産ぶどう100%使用の日常消費ワイン。
中甘口
エクスレ度44〜50
ラントワイン
Landwein
地酒ワイン
地方性豊かなテーブルワインで必ず辛口か中辛口に仕上げられている。
辛口〜中甘口
47〜56
クーベーアー
Q.b.A.(Qualitätswein b.A.)
良質ワイン
11の特定 生産地域(旧東ドイツの2地域を入れると13地域)で造られ、ドイツワインの中で最も大きな部分を占めている。
中甘口
52〜72
クーエムペーQ.m.P.(Qualitätswein m.P.)称号付きワイン下記の6つの称号が与えられている
カビネット
Kabinett
普通摘みワイン
上品で軽くエレガントなワイン。食事と良く調和する。
中甘口
57〜85
シュペートレーゼ
Spätlese
遅摘みワイン
遅摘みの果実(通常の摘み取りより少なくても7日後)から造られるワインで風味、コクとも一段と高い。
甘口
76〜92
アウスレーゼ
Auslese
房選りワイン
充分に熟した果実のみを選定して造られるワインで、シュペートレーゼよりさらに凝縮された味わいがある。
甘口
80〜105
ベーレンアウスレーゼ
Beerenauslese
貴腐完熟粒選りワイン
さらに成熟した完熟のぶどう、主に貴腐菌の付着したぶどう果実を原料とした甘口デザートワイン。
ごく甘口
110〜128
アイスヴァイン
Eiswein

氷凍ワイン
ベーレンアウスレーゼと同程度に完熟したぶどうを畑の中で氷結するのを待って摘み、凍ったまま搾汁し、濃縮された最高品質果汁をワインとした甘口デザートワイン。

ごく甘口
110〜128
トロッケンベーレンアウスレーゼ
Trockenbeerenauslese
貴腐超過完熟選りワイン
貴腐超過完熟した干しぶどうに近いぶどうを搾汁した最も偉大なワイン。甘美な蜂蜜を思わせるような、甘口デザートワイン。
ごく甘口
150〜154

寒くなると、、、

寒くなってくると、ほどよくお燗をしたお酒がいいですね。身体も暖まり、心も和らぎます。普通の?お酒もなぜか美味しく感じられるようになりますが、それはお燗によって、酸がほどけ、まろやかになり、アミノ酸が増加し、豊かで味わい深いものになるからなのだそうです。
で、お燗はぬる燗が好きですね。鍋で水から沸かし沸騰させないようにじっくりとすると美味しいです。電子レンジはとげとげした味になるのでお勧め出来ません。
これから冬に向かって泡盛や芋焼酎のお湯割りもいいですね。

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日本酒の日

10月1日は日本酒の日なのだそうです。
昔の酒造年度は10月1日からだった事もあり、業界では10月1日を「日本酒の日」と定めていたようです。
現在の酒造年度は7月1日〜次の年の6月30日まで1年間を酒造年度(BY)と定めてるそうです。
冬に造られたお酒は今の時期まで熟成させ「冷やおろし」として市場にでます。
夏の間暑さに負けておいしさが感じられなかったお酒が、なぜかおいしくなりますね!
日本酒の季節です!!