2004/11/20 神田和泉屋学園岩手校アル中学 過去ログ
2004年最後のアル中学でしたが、この日も参加者が3名と少なく、講義無しの「実技」となりました。
最初のお酒は「お燗で上品な甘みを出すお酒」として造られた大分国東の「西の関」の本醸造「超特撰 福印」で「ひれ酒」を頂きました。トラフグのひれを焼いて蓋付きのグラスに入れ、燗をした日本酒を注ぎます。火でアルコールを飛ばし蓋をしてしばらく置いてから頂きます。
「福印」の甘みがひれの味を引き立て相当に美味しいのですが、実は生臭さに敏感で不得手な私には、僅かな「生臭さ」が少々気になりました、、、と言っても2、3杯は頂いたのですが(笑)
お肴は新鮮な寒ブリ。脂がのって刺身でも美味しいものですが、それをしゃぶしゃぶにし、さっと湯にくぐしポン酢で頂きました。
今夜の逸品は鰯のなれ鮨です。これはすばらしい!全く生臭さがなく、程よく発酵してとても美味しい!!もう一つは鱈の白子「キク」を焼いたものです。新鮮な「キク」は生を三杯酢で頂くとまた美味しい。
そしてもう一つの逸品はコリアンタウンのキムチです。生牡蠣などの魚介類が入り、キャベツにくるまれているものと、しこしこした貝(名前は失念)だけのキムチです。キムチも様々な食材を使うものだと感心。辛さは平気です(笑)
メインのお酒は秋田酒田「上喜元」の「雄町吟醸」です。最後の1本で、後は2005年5月までありません。50%精米、熊本県酒造研究所のKA-4酵母、もろみ(発酵)日数24日、粕歩合35.9%、アルコール度数17.2%、日本酒度+3.5、酸度1.6、アミノ酸度0.9
の上品な甘みと酸がみごとに調和しています。