8)ラインガウ:ロルヒ〜マインツ」カテゴリーアーカイブ

エーベルバッハ僧院の特別な鍵

校長が壁に掛かっている賞状にアルネさんの名前が書かれているのに気が付き、先代のトロイチさんが貰ったのは知っていたけど、アルネも貰ったの?と聞いたところ、そうだと言う返事。これはラインガウのワイングートで特別な功績があった蔵に贈られるもので、エーベルバッハ僧院のシャッツカンマー(特別なワインが保存されている部屋)の鍵が賞状と共に与えられるのだそうです。実際につけて貰いました。

トロイチ家でワインプローベ

ワインプローベをする部屋で焚かれたストーブが心地よい暖かさで私たちを迎えてくれました。朝からワインの試飲です。奥さんのウラさんとお母さんのドリスさんもいらっしゃいました。

アルネさんは最初の日と同じように、静かな口調で説明を始めました。

ワイングート トロイチ・プジネリ

2004/5/7午前9時30分
4月29日に始まったドイツワインの旅、8日ぶりにラインガウのロルヒに帰って来ました。この旅最後のワイングート訪問となります。10数年前、初めて飲んで衝撃と感動を受けたドイツワイン、、、それまでのドイツワインのイメージが根底からひっくり返ったワイングート  トロイチ・プジネリ(Weingut Troitzsch/Pusinelli)です。ラベルに描かれているぶどう棚があるテラスのベンチでアルネさんと再開。とても残念でしたがあいにくの小雨で、畑での試飲は中止、ご自宅で試飲と昼食と言う事になりました。この石造りの堂々としたご自宅は築数百年との事です。
 
自宅の後ろ、ぶどう畑の中に中世の塔が見えます。ここ、トロイチ家はライン河の世界遺産の真っ只中にあります。帰国してから聞いたのですが、晴れていたらこの塔の隣に特設したテントでワインプローベと昼食の予定だったそうで、4月30日にライン下りの観光船から塔の隣の白いものはなんだろう?景色にそぐわないと思っていた事が解決。わざわざ準備をしていた事は一言も言わず、今日は雨で滑るから畑は残念ながら行けないとだけアルネさんは話されたのでした。

ぶどう棚のテラスの先はぶどう畑が下まで続いています。すぐ下をライン河が流れ、中州も見えます。
写真の左下、ぶどう畑が続く先、僅かにライン河沿いに走るDBと道路が見えます。

再びロルヒ  アルンシュタイナーホーフ

2004/5/7午前7時50分
コブレンツでビール夕食後、再び最初に宿泊したロルヒのホテル  アルンシュタイナーホーフ(Amsteiner Hotel)に宿泊。シャワーを浴びて爆睡?したような、、、記憶、、、
最初の朝と同じく朝6時、近くの教会の鐘がガランゴロンと一際高く鳴り響きました。(一晩中15分おきに鳴っているのですが)
アルンシュタイナーホテルのご主人の趣味?所狭しと剥製が飾ってありました。階段の踊り場にあった時計、サマータイムに直していなく1時間遅れたままです(笑)